日頃より（一社）長野県ＬＰガス協会の取組みや諸活動に対し多くのご理解　ご支援を賜りますことに厚く御礼を申し上げます。

 

　当協会では2023年9月より長野県ＬPガス価格高騰対策事業の実施に伴い、県内６０万世帯のＬPガス利用者の皆様のＬPガス利用料金の負担軽減を目的に、販売事業者を通じて上限３０００円の値引きをする初めての取り組みを行いましたが、事業遂行には販売事業者に多くの負担をお願いしながら、ご協力をいただいたことで、ＬＰガス利用の県民の皆様にお喜びいただける事業を完遂できたことは大変嬉しく思っております。ここにまずもって本事業に携わっていただいた皆さまに感謝申し上げます。

 

　このように日々の生活に欠かせないエネルギーであるＬPガスを取扱っておる私たちＬＰガス業界にとって、本年1月に発生した能登半島地震の状況は、ライフラインを担う者として、他人事ではなく、いつこのような状況になることを常に意識し、ＬＰガスが命を守る役割を果たしていることに自覚を持っていなければならないことを痛感します。　

 

　災害において最初に求められるのが何よりも命を守る行動です。そして次には一時避難所と呼ばれる公共施設や体育館等を確保することが重要とされています。長野県ＬＰガス協会では、今後災害用バルクや空調設備等を　順次整備することを積極的に関係諸団体に積極的にPR推進し、独立した電源を確保し、命を守る快適な環境を県民の皆様にお届けしなければならないと考えます。

 

　繰り返しになりますが、ＬＰガスは災害に強いエネルギーである事実を私たちはさらに強く発信し続け、災害時にはエネルギー供給の最後の砦としても期待される分散型エネルギーであることに誇りを持ち、その存在意義を内外に伝えていく使命を持っています。　業界全体で一丸となり、ＬＰガス業界を牽引して参りたいと思います。

 

令和6年4月1日

　　　　　　（一社）長野県ＬPガス協会

　　　　　　　　　　　　会長　宮川　浩