なぜ災害に強いのか?
供給形態
心強いライフラインエネルギー
LPガスは平成7年の阪神・淡路大震災や平成19年の新潟県中越沖地震などの大震災の際にも、1戸単位で迅速に調査・点検ができることなどにより供給の途絶が少なく、都市ガスなど他のエネルギーに比べいち早く完全復旧を果たしています。またLPガスは、避難所への設置が素早くでき、煮炊きやお風呂・シャワーのほとんどの施設がLPガスで賄われました。一般家庭で使われる50kgボンベには標準的家庭(4人家族)の約2ヵ月分のLPガス(プロパンガス)が入っています。仮に50kgボンベの10%しか残っていない状態で大震災が発生し、販売店からの供給が一時的に途絶えても、安全確認ができれば約1週間は使用できます。
火災など二次災害を防ぐLPガス
阪神・淡路大震災では81件の火災が発生し被害を大きくしましたが、被災地が100%LPガスを使用していた能登半島地震の際には、火災による二次災害の発生は1件もありませんでした。LPガスボンベが倒れたり、倒壊した家屋に埋もれたりしたケースはありましたが、揺れを検知するとガスを遮断するマイコンメーターが取り付けられていたため、火災の発生をゼロにすることができました。
容易に供給可能なエネルギー
LPガスは、液化された状態で容器に入っているため、運搬が容易であり全国津々浦々まで供給されています。特に災害時には、どこにでも持ち運びができるLPガスの特性をおおいに発揮し、さまざまな状況下で活躍しています。
保安業務に関して
7つの保安業務
LPガス販売店は、消費者の安全を守るために次の7つの保安業務が義務づけられています。
・供給開始時点検・調査
・容器交換時等供給設備点検
・定期供給設備点検(4年に1回以上)※
・定期消費設備調査(4年に1回以上)※
・周知(年1回または2年に1回)
・緊急時対応(緊急時は30分以内に対応)と
・緊急時連絡(緊急時連絡先は24時間対応)
※「保安業務」は無料で行います。「消費設備」の修理や改善が必要なときは有料となります。
※ 高度な保安体制(集中監視システム)をとっている販売事業者の場合、10年に1回以上でよい
特例があります。
安全機器の説明
マイコンメーター
ガス漏れなどガスの流れに異常があると、マイコンメーターに内蔵されたマイコンと遮断弁が働き、ガスを遮断します。
マイコンメーターには、大きな地震(震度5相当以上)の際にはガスを止めるなどの、保安機能が搭載されています。
ヒューズガス栓
ゴム管が外れるなどしてガスが大量に流れたとき、自動的にガスを止め、ガス漏れを防ぎます。
ゴム管が外れるなどしてガスが大量に流れたとき、自動的にガスを止め、ガス漏れを防ぎます。
ガス漏れ警報器
LPガスは空気より重いため、ガス漏れ警報器は、LPガスを使用する機器付近の床面に近い場所に設置して、ガス漏れを素早く検知しブザーや音声などで知らせます(有効期限5年)。
CO(一酸化炭素)警報器
機器の不完全燃焼などで発生した毒性のある一酸化炭素(CO)を検知し、ブザーや音声で知らせます(有効期限5年)。
LPガスは空気より重いため、ガス漏れ警報器は、LPガスを使用する機器付近の床面に近い場所に設置して、ガス漏れを素早く検知しブザーや音声などで知らせます(有効期限5年)。
CO(一酸化炭素)警報器
機器の不完全燃焼などで発生した毒性のある一酸化炭素(CO)を検知し、ブザーや音声で知らせます(有効期限5年)。
安全管理システム
集中管理システム
消費者宅のマイコンメーターと集中監視センターを電話回線で結び、24時間体制で消費者宅の異常を監視します。マイコンメーターが異常を感知すると、すぐに集中監視センターに情報が入り、消費者宅に電話で状況を確認します。必要に応じて販売店や保安機関が出動し、適切な措置がとられます。
消費者宅のマイコンメーターと集中監視センターを電話回線で結び、24時間体制で消費者宅の異常を監視します。マイコンメーターが異常を感知すると、すぐに集中監視センターに情報が入り、消費者宅に電話で状況を確認します。必要に応じて販売店や保安機関が出動し、適切な措置がとられます。